語るに語れぬカタルシス

人生いろいろあります

プログラミングは楽しい。が…

2020年から小学校でプログラミングが必修化するという。

子どものうちから論理的思考や問題解決法を学ぶ事が出来るメリットがあるとの事だ。

ただ個人的な意見として、必修にするのはいかがなものかと思う。

 

理由として、

①国語や算数などに力を入れるべき。特に国語。

②必修化するなら情報リテラシーやネットモラルの授業にするべき。

③選択制授業の1つとして取り入れるなら納得。

 

というのがある。

以下にそれぞれの詳細な説明を記す。

 

①国語や算数に力を入れるべき

私もそうだが、大人になっても日本語が上手でない人がいる。

大人になっても計算が出来ない人がいる。

それは見ていてお粗末だし、この2つは生きる上で最低限必要な部分だと思う。

そういった基盤からしっかり固めないと、あれやこれや手を出してもうまくいかないのがオチだ。

特に国語は力を入れるべき、というよりも教育方法を見直すべき。日本語は美しく、難しい。ひらがなにカタカナに漢字に、更に尊敬語や謙譲語など分かれていくので、他国から見ればわけがわからないだろう。自国の言葉を知ってこそ自国の良さを理解でき、思慮深い人間へ近付ける。

あと論理的思考であれば、ぶっちゃけ算数だけでも身に付ける事はできる。

 

 情報リテラシーやネットモラルの授業を必修化すべき

ユビキタス社会。誰もがいつでもどこでもインターネットを利用できる現代だ。中高生のスマホ普及率は年々上昇しており、今や小学生でもスマホを利用している。

ただ、SNS上での事件、匿名掲示板での殺害予告だのが多発している昨今。学校では使い方なんて教えてくれない。危険性なんて子どもにわかるわけがない。それを教えなければならない環境を整えるべきであろう。

私も昔は幾多のブラクラやワンクリに引っ掛かった。その度に痛い思いをした。だからこそ言えるのだ(泣)

 

③選択制にしよう

しかしプログラミングは面白い。小学生であってもオススメしたいものである。

要は希望者だけやればいいのだ。全員に強いる必要はない。

いくらIT分野の人材不足とは言え、強制させては逆効果ではないだろうか。興味を持つ機会を与えてやればいいだけなのだ。子どもは放っといても興味のあることはぐんぐん伸びていく。何もIT分野だけではなく、多様性があっていいじゃないか。

 

私は親がIT関係の仕事をしていたのもあって、昔から家にIT関係の本がたくさんあった。

やはりそういうものに興味が出て、小学生の頃からHTMLの本を見ながらホームページを作ったり、Adobeを弄ったりとかしていた。

HTMLをプログラミングと言うかは別として、論理的な思考能力が身に付いたかどうかは、顕著に現れている訳ではないが、多少は身に付いていると思う。

しかし、全国の小学生にそれ以上のものが必要か?と言われれば必要ではないと思うし、小学生レベルで言うと所詮はお遊び程度のものにしか収まらないと思うので、単なる時間の無駄なのでは。そもそも何の言語か?という話にもなるが…

 

ただ一番いけないのは、教育者達が「プログラミングよりも大事な授業があるからダメだ」とだけ言って現状のままでいることだ。

必修化は決まってしまったが、これは少なくとも「今の教育体制がなっていない」という1つのメッセージであろう。

教育体制が悪いから能力のある子どもが育たない→じゃあプログラミングだ!ではなく、本来の授業、教育体制の見直しが一番重要ではなかったのであろうか。

 

本当に必要なものは何か?というのを吟味しないと、後々具合が悪くなるのだ。